3 April 2024

メンバー更新

5名が修士に,1名が博士課程に進学しました。また,台湾から莊若昀さんが研究生で,滋賀県立大から吉田君が修士で参加しました。これで4年生4名,研究生1名,修士1年6名,修士2年5名,博士3名となりました。この1年も研究を頑張りつつ,外との交流の機会を増やしていきましょう!


1 March 2024

競争的資金

木田助教が科研費学術変革領域(A)の公募研究に採択されました。研究領域はデジタルバイオスフェア:地球環境を守るための統合生物圏科学というものです。「マングローブ植林クロノシーケンス: 土壌炭素の蓄積機構と溶存有機炭素プールの変遷」というテーマで,タイ王国Bang Puのマングローブ林の植林クロノシーケンスにおいて,土壌有機物の存在形態・安定化程度の評価と,土壌孔隙水中の溶存有機物プールの量・質の変遷の解明を目的とします。2021年度採択の科研費国際共同研究強化(B)「荒廃地へのマングローブの植林は生態系炭素貯留量をどのくらい増大させるか」との相乗効果が期待されます。


29 February-1 March 2024

卒論発表会

応用機能生物学コースの卒論発表会が行われました。土壌研からは7名が発表を行いました。5名が修士課程に進学します。


14 February 2024

修論発表会

応用機能生物学講座の修論発表会が行われました。土壌研からは5名が発表を行いました。みなさん,修士の研究をよく頑張りました。各人の発表タイトルについては,卒論・修論をリストアップしたページを記録用に作ったので,そちらをご参照ください。


24 Jan 2024

論文アクセプト

M2 濵田君筆頭の論文がSoil Science and Plant Nutritionに公開されました!オープンアクセスなので誰でも読めます。ブルーカーボン生態系の1つであるマングローブ林の土壌有機物の安定化メカニズムについて,比重分画手法を導入して分析した初の研究です。木田助教の着任後1本目の仕事です。
2週間前には木田助教のドイツのラボとの共著論文もLimnology & Oceanographyに公開されています。こちらはアマゾンのマングローブ林における溶存有機物の動態についてです。


22 December 2023

研究室行事

今日は研究室の年末大掃除でした。ポリッシャーとワックスもかけてビカビカです。調整室の古いサンプルもすっきりさせました。
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19 December 2023

研究室行事

「第2回京神3大学土壌研合同ゼミ」を京都大学・京都府立大学の土壌研と共に開催しました。今年は日帰り開催でした。3大学それぞれ,口頭発表・ポスター発表を2, 3課題ずつ行いました。今年も参加者それぞれが色々な刺激を受けていたようで有意義でした。写真は本番の?タコパです。
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15 December 2023

受賞

木田助教が神戸大学の優秀若手研究者賞授賞式及び研究発表会に参加し,藤澤学長より表彰されました。「天然有機物の「運命」の決定要因」という広範なタイトルで自身の研究を総括しました。


7 December 2023

学会発表

2023年度日本土壌肥料学会関西支部講演会を神戸大学で開催し,6名が発表を行いました。

  • 「石垣島ガブルマタ川マングローブ林土壌の比重画分別有機物の分析」M2 濵田
  • 「温帯森林土壌におけるバイオチャー散布後の動態解析」M2 大下田
  • 「有機・無機分析データをパラメータとしたピート土壌の類型化」M1 水本
  • 「固体炭素がシマミミズ(Eisenia Fetida)の回避行動に与える影響」M1 山本
  • 「固体炭素の土壌施用が作物生育および土壌理化学性に及ぼす影響」M1 古川
  • 「各種マイクロプラスチックがシマミミズ(Eisenia fetida)の回避行動に与える影響」B4 枝松

5 December 2023

研究室行事

今年度も農学部六甲山20キロマラソン大会は中止です。


11-12 November 2023

学会発表

日本腐植物質学会2023年度第39回講演会で発表を行いました。水本さんは初学会発表でした。

  • 「FT-ICR MS による琵琶湖溶存有機物の分子組成の時空間分布:その多様度に着目して」木田助教
  • 「異なるグルコース濃度の培養実験における微生物代謝物の分子多様性の経時変化」M2 大平
  • 「有機・無機分析データをパラメータとしたスコットランドピート土壌の類型化」M1 水本

1 November 2023

メンバー更新

近藤美由紀さんが国立環境研究所に戻られました。


23 October 2023

研究室行事

網室・ガラス室周りの年代物(40年くらい?)の素焼き鉢(不燃ごみ80袋分)の除去と整地をしました。最近,土壌研が農学部の美化に貢献するところ大です。
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14-15 October 2023

学会発表

日本陸水学会第87回大会(大分)で発表を行いました。陸水学会の参加は2018年以来でした。

  • 「南極湖沼における微生物由来溶存有機物の分子的多様性の支配要因」木田助教

11 October 2023

研究室行事

圃場と土壌調整室・網室・ガラス室周りの草刈りをしました。年2回の恒例作業(7月と10月)で,今回も気合が入っていました。圃場の数十年間埋まっていた溝を掘り起こしました。
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12-14 September 2023

学会発表

日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会で発表を行いました。木田助教が若手口頭発表優秀賞を受賞しました。

  • 「有機肥料施用による重金属類汚染土壌のファイトエクストラクション促進能の評価(第2報)-栽培試験による評価-」鈴木助教
  • 「Global Andisol database:メタ解析による黒ボク土の炭素濃度規定要因の評価」木田助教 若手口頭発表優秀賞
  • 「バイオ炭施用した暖温帯コナラ林における林内雨による窒素沈着と土壌への浸透」近藤研究員
  • 「マングローブ土壌に対する比重分画法の最適条件の検討」M2 濵田
  • 「森林へのバイオ炭施用にともなう土壌水分の中長期的な応答性」M2 藤崎
  • 「森林土壌におけるバイオ炭の添加がpH 緩衝能に及ぼす影響」M1 仙波

9-10 August 2023

学会発表

日本有機地球化学会の第40回有機地球化学(伊都)シンポジウムで発表を行いました。台風接近のためオンラインでの参加でした。大平さんは初参加で学生発表賞を受賞しました!賞状と副賞が後日郵送されます。

  • 「FT-ICR MSによる琵琶湖溶存有機物の季節・深度別の分子組成解析」M2 大平 学生発表賞
  • 「水圏の溶存有機物の分子組成および多様性の規定要因に関する研究」木田助教 田口賞

10 July 2023

受賞

木田助教が2023年度の日本有機地球化学会研究奨励賞(田口賞)を受賞しました。演題は「水圏の溶存有機物の分子組成および多様性の規定要因に関する研究」です。8月に九州大学で行われるシンポジウムで受賞講演を行います.


16 June 2023

受賞

木田助教が神戸大学の2023年度の優秀若手研究者賞を受賞しました。


12 June 2023

学会発表

スペイン・マヨルカ島で開催されたASLO 2023 Aquatic Sciences Meetingで木田助教が発表を行いました。3月にアクセプトされたばかりの論文の宣伝です。この発表は日本陸水学会の国際交流奨励賞の受賞対象です。溶存有機物に関連したセッションが多数開催されており,大変充実したものでした。来年と再来年はアメリカで開催です。


4 April 2023

メンバー更新

4名が修士に,2名(内,他専攻から1名)が博士課程に進学しました。また,ボリビアからLorenaさんが国費留学で参加しました(修士・博士5年の計画です)。これで3年生1名,4年生7名,修士1年5名,修士2年5名,博士3名,研究員1名となりました。この1年も研究を頑張っていきましょう!


24 March 2023

論文アクセプト

木田助教筆頭の論文がEnvironmental Science & Technologyに公開されました!オープンアクセスなので誰でも読めます。 溶存有機物の分子組成の多様性を,超高分解能質量分析計と多変量解析を主軸に解析したものです。生態学で一般的に観察されるDistance-decay of similarity(サイト間距離が遠くなるほど群集組成の類似度が減衰)は観察されず,水質の違いによって溶存有機物の分子組成に差異が生まれることを初めて示しました。木田助教の海外学振先のThorsen Dittmar教授との共著です。
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1 March 2023

招待講演

木田助教が京都大学生存圏研究所の第496回生存圏シンポジウム・第12回ADAMシンポジウムで「FT-ICR MSと多変量解析による南極湖沼の溶存有機物の多様性とその影響要因の解明」というタイトルで招待講演を行いました(ZOOM配信@Chulalongkorn University)。


posted on 20 January 2023

競争的資金

木田助教が神戸大学⾼等学術研究院のテニュアトラック教員⽀援制度に採択されました。高等学術研究院は令和4年4月に設置されたばかりで,「学長の主導の下に神戸大学の特色及び強みを活かして、国際的に卓越した学術研究を推進するとともに、本学の研究力の一層の向上に資することを目的とします。」


posted on 20 December 2022

研究室行事

今日は研究室の年末大掃除でした。学生部屋も各実験室もすっきりピカピカです。
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posted on 18 December 2022

研究室行事

「第1回関西3大学土壌研合同ゼミ」を京都大学・京都府立大学の土壌研と共に開催しました。9月の土肥学会で話し合ったアイディアがわずか3ヶ月で実現した突貫工事でしたが,専門分野も相補的で,どの大学の学生も良い刺激を受けていたようです。
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posted on 2 December 2022

学会発表

2022年度(第118回)日本土壌肥料学会関西支部講演会で発表を行いました。今年度と来年度は神戸大が事務局を担当しています。

  • 「篠山城南堀のハスはなぜ消滅したか(第3報)」鈴木助教

posted on 30 November 2022

研究室行事

今年度も農学部六甲山20キロマラソン大会は中止です。楽しみにされていた方は申し訳ありません。


posted on 26 November 2022

学会発表

日本腐植物質学会2022年度第38回講演会で発表を行いました。久しぶりの対面の腐植物質学会でした。小西君は4回生で堂々のポスター発表でしたが,ポスター賞獲得とはならず残念!

  • 「高緯度北極湿原における凍土融解水の溶存有機物に光分解が及ぼす影響」M2 阪上
  • 「各種土壌腐植酸の NMR および HPSEC による特性解析」M2 増倉
  • 「我が国における鉱物結合型土壌有機物量の影響要因を探る」B4 小西

posted on 1 November 2022

新メンバー

国立環境研究所の近藤美由紀さんが期間限定でラボに所属します。10カ月間,土壌有機物や腐植物質の同位体分析を進めて行く予定です。


posted on 12 October 2022

研究室行事

圃場と土壌調整室・網室・ガラス室周りの草刈りをしました。年2回の恒例作業ですが,今回は気合の入り方が違ったような。不必要な樹木も伐採し,開墾し,圃場が広くなりました。
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posted on 4 October 2022

学会発表

2022年度生物地球化学研究会現地セッションで発表を行いました。初参加でした!フィールド巡検も充実でまた参加したい研究会でした(次回は佐渡)。

  • 「比重分画法によるマングローブ林の土壌有機物特性分析」M1 濵田
  • 「南極湖沼における溶存有機物の分子的多様性の支配要因の解明」木田助教

posted on 3 October 2022

新メンバー

新3回生が7名配属されました!総勢29名の大所帯です。 研究を頑張っていきましょう!


posted on 16 September 2022

連絡事項

2022年12月2日に2022年度日本土壌肥料学会関西支部講演会・関西土壌肥料協議会シンポジウムをオンラインで開催いたします。今年度と来年度は神戸大学の土壌学研究室と植物栄養学研究室が担当して開催します。詳細は土壌肥料学会の本会に告知していますのでご確認ください。多数の参加をお待ちしています!支部講演会には関西支部会の会員しか発表参加できませんが,シンポジウムはどなたでも聴講できます。シンポジウムのタイトルは「バイオ炭施用とj-クレジット」です。


posted on 15 September 2022

学会発表

日本土壌肥料学会2022年度東京大会で発表を行いました。3年ぶりの対面開催でした!

  • 「鉱物結合型土壌有機物量を決定する要因の解析」M1 大平
  • 「石垣島吹通川マングローブ林の比重画分別土壌有機物特性ー安定化機序の解明に向けてー」 M1 濵田
  • 「高緯度北極湿原における凍土融解水中の溶存有機物の光分解作用の解析」M2 阪上
  • 「有機肥料施用による重金属類汚染土壌のファイトエクストラクション促進能の評価(第一報)ー振とう溶出試験による評価ー」M2 稗田
  • 「土壌中のマイクロプラスチックとシマミミズ(Eisenia fetida)の相互作用」M2 渡邉
  • 「プランターを用いた栽培実験による低温炭化バイオチャーの土壌改良効果に関する研究」鈴木助教
  • 「マングローブ林の土壌有機物安定化メカニズムについて」@ミニシンポジウム「若手研究者が魅せる土壌肥料学研究の最前線」木田助教

posted on 24 June 2022

招待講演

木田助教が京都大学・生態研セミナーで「南極湖沼における溶存有機物の分子組成の規定要因」というタイトルで招待講演を行いました(ZOOM配信)。


posted on 6 April 2022

メンバー更新

4名が修士に上がり(4年生3名,研究生1名),他コースからも1名が修士生として参加してくれました。これで4年生6名,修士1年5名,修士2年6名,博士2名となりました。この1年も研究を頑張っていきましょう!


posted on 1 April 2022

競争的資金

木田助教代表の科研費基盤研究(B)が採択されました!「溶存有機物の長期残存性を規定する分子複雑性とその規定要因の解明」というテーマで,琵琶湖をモデルとして溶存有機物と微生物(植物プランクトン,バクテリア)との相互作用について研究します。琵琶湖環境科学研究センターの山口さんと京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンターの岡崎さんとの共同研究です。 初めてメンバーで3人とも若手なのがお気に入りです。


posted on 25 March 2022

メンバー更新

今日は卒業式・修了式です。本研究室からは4回生5名,修士2回生4名が旅立ちます。本当にお疲れ様でした。4回生のうち3名は院に進学して研究を続けてくれます!


posted on 10 March 2022

競争的資金

環境研究総合推進費に新規採択されました!早稲田大学の吉竹先生,岐阜大学の大塚先生との共同研究で藤嶽教授が出していた,バイオチャーに関する研究です。今後3年間で,林地へのバイオチャー施用が森林生態系に与える影響について総合的な研究を展開します。本研究室は土壌有機物を担当します。
「林地へのバイオ炭施用によるCO2 放出の削減と生態系サービスの強化に関する研究」


posted on 23 December 2021

招待講演

木田助教が土壌肥料学会の後夜祭セミナーで「マングローブ林の土壌有機物の研究 これまでとこれから」というタイトルで招待講演を行いました(ZOOM配信)。


posted on 2 December 2021

学会発表

日本腐植物質学会 第37回講演会(オンライン),日本有機地球化学会 札幌シンポジウムで発表しました!


posted on 7 October 2021

競争的資金

岐阜大学の大塚先生との共同研究で藤嶽教授と木田助教が出していた科研費国際共同研究強化(B)が採択されました!「荒廃地へのマングローブの植林は生態系炭素貯留量をどのくらい増大させるか」というテーマで,今後5年間でタイ王国のBang Puでマングローブの植林クロノシーケンスにおける土壌有機物動態について研究します。木田助教は若手研究者枠として本プロジェクトの中核を担います。


posted on 5 October 2021

新メンバー

新3回生が6名配属されました!総勢27名の大所帯です。


posted on 17 September 2021

学会発表

日本土壌肥料学会 北海道大会(オンライン)で発表しました!


posted on 2 September 2021

神戸大学土壌学研究室が少しだけ協力した、絵本「地球がうみだす土のはなし」
第33回読書感想画中央コンクールにて低学年の部の指定図書に選書されました!


posted on 16 August 2021

論文アクセプト

木田助教筆頭の論文がScience of the Total Environmentに公開されました! タイの研究者と共同で,トラート川マングローブ林における生態系炭素貯留量を調査しました。3.5 m深までの土壌を採取することで,従来のタイにおける見積もりの約4倍もの炭素が貯留されていることを明らかにしました。 さらに,炭素貯留量と有機物組成は土壌の粒径組成ではなく主にマングローブ根の寄与によって決まっていることを示しました。
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posted on 9 July 2021

論文アクセプト

木田助教筆頭の論文がEnvironmental Science & Technologyに公開されました! 南極氷河河川の流下過程における溶存有機物の分子組成の変遷を蛍光分析,NMR分析,超高分解能質量分析を用いて解析したものです。 (1)氷河溶解水の溶存有機物は微生物由来の易分解性の小分子に富むこと,(2)河川の流下過程でそうした小分子は選択的に分解・消費されること, (3)それと同時に高分子の分解も進み分子組成は全体的に均質化して多様度が減少することを明らかにしました。 木田助教の海外学振先のThorsen Dittmar教授との共著です。
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posted on 21 June 2021

新ホームページ

土壌研HPが新しく生まれ変わりました!学会発表や論文の報告(主にラボメンバーが第一著者のもの)などはこのページでおこないます。


posted on 1 February 2021

新メンバー

新しく木田森丸助教がスタッフとして着任されました。


posted on 30 September 2020

受賞

藤嶽教授が第65回日本土壌肥料学会賞を受賞されました。